「3つの要求」とは
政治を良くしたいのであれば、先ずは政治の良し悪しがわからなければ始まりません。
本来あるべき政治を知ることは、現在の政治を判断するために必須のツールとなります。
そこで、祝福プロジェクトでは、本来あるべき政治をシンプルに「3つの要求」としてまとめました。政治は本来こうあるべきだ、ということから「3つの要求」と呼んでいます。
「3つの要求」とは
- 民意で動く政治
- 私欲で動かない政治
- 国民にわかりやすい政治
- 上記を仕組みとして立法化する政治家
細かいことは言いません。笑
これさえ押さえておけば大丈夫!という、シンプルな4つのキーワードだけで全てはOKなのです。
具体的には下記の考えに基づいています。
1. 民意で動く政治
- 民主主義の国では、国民に主権があります。
- 残念ながら、日本では主権者である国民の意向が政治にほとんど反映されていません。※
- これは国民に主権がほとんど無く、真っ当な民主主義とは言えない状態です。
- 何よりも国民の意向をしっかり反映する政治が必須です。
※詳細は別の記事に委ねますが、政治の問題のほとんどは、民意が反映されない事が根本の原因と考えられます。
2. 私欲で動かない政治
- 政治は国民の公益のためにあります。
- 政治家の私利私欲は排除します。※
- また、政治を公益以外に利用しようとするものも排除します。
- そのために、政治家への金と権力と暴力(美人局を含む)による影響力を排除します。
※私利私欲とは別に、職業としての経済的な保証はしっかりとする必要があります。
3. 国民にわかりやすい政治
- 民主主義の政治は国民の理解が欠かせません。
- わざと複雑で難解な法律や説明をする政治は民主主義の崩壊を招きます。※
- 国民が理解しやすい、法律・政策や、説明・言葉を使うことが非常に重要です。
※政治が複雑でわかりにくいだけで、国民を政治から遠ざけることが出来ます。
4. 上記を仕組みとして立法化する政治家
- 上記の政治をそのまま政治家に要求しても、政治は良くなりません。
- 立法府である政治家に要求すべきは、上記のしくみを作ることです。
- 上記のような政治になるまで、政治家に法制化を要求し続けます。
- 具体例として、直接民主制のように民意が政治にしっかりと反映されるしくみが必要です。※
※民意が政治にしっかりと反映されれば、直接民主制でなくてもいいです。
「3つの要求」は政治のかんたん便利ツール
そうは言っても、今の世の中では政治で困ることは下記のように沢山あります。どうしたらいいと思いますか?
- 明らかに国民が反対しているのに勝手な政策が決められる、これをどうしたらいいのかわからない
- 一つの政治問題でも論点が多すぎて、何をどうしたらいいかわからない
- 政治問題が解決しないまま次から次に違う問題が湧いてきて、どうしたらいいのかわからない
- どの政党を見ても日本はよくなりそうもない、これではどうしたらいいかわからない
- 誰に投票しても自分の意見は政治に届かない、もうどうしたらいいかわからない
- 頑張って政治活動しようとしても個人では全く影響力がない、もうどうしたらいいかわからない
- いろんなの政治問題が山積して、何からどうしたらいいのかわからない
- 政治は難しすぎて自分には理解できない、全くどうしたらいいのかわからない
- 結局、政治は良くなるはずがない、もうあきらめよう…
このようにお嘆きのあなた、もうご安心ください。笑
なんと、前述の「3つの要求」を使えば、どうしたらいいのかが全てスッキリまるっとわかります!
使い方の実例(レジ袋の有料化)
政治の問題や色々な政策・行政を評価するのにも使えますが、ここでは一例として、「レジ袋の有料化」について取り上げてみましょう。
レジ袋有料化の経緯
レジ袋の有料化について、下記が簡単な経緯となります。
レジ袋有料化とは「プラスチックゴミを削減して、地球温暖化の原因となるCO2を抑制する」という世界的な流れを受けた施策の一つです。 環境省が令和元年5月に発表した「プラスチック資源循環戦略」の中で、2030年までに、使い捨てプラスチックを25%削減することなどが目標として設定されました。
出典
深刻化する環境問題のうち、海洋汚染の対策として2020年7月1日から全国のレジ袋が有料化されました。 この取り組みが開始されたのは、レジ袋の原料となっているプラスチックによる環境問題を改善するためです。
https://deliciousfoods-package.shop/useful/article116267/
https://green-note.life/420/
「3つの要求」を使って問題を評価してみる
やることはとっても簡単です。
「3つの要求」の1〜3にレジ袋有料化の内容を当てはめて、4で答えを出してみましょう。
「3つの要求」にレジ袋の有料化を当てはめる
- 民意で動く政治 → 国民は反対している → 本当の政治ではない
- 私欲で動かない政治 → 海外の環境保護の外圧と、環境省の省益が絡んでいる? → 要調査
- 国民にわかりやすい政治 → 決定のプロセスがほとんど見えない → 本当の政治ではない
- 1~3を仕組みとして立法化する政治家 → 上記の1と2に改善の必要あり → 民意を反映して、わかりやすい政策決定が出来る仕組みを政治家に要求する(評価の結果)
1は、国民は明らかにレジ袋有料化に反対していますので、本当の政治ではないとなります。
2は、政治家に何らかの圧力があるか?など、いろいろ推測は可能ですが、詳しいことはまだわからないので、要調査として今は保留とします。
3は、ほとんどの国民が知らないまま、いつのまにか決まっていたので、国民にわかりやすい政治とは言えません。本当の政治ではないとなります。
4は、1〜3に問題点があれば、政治家に改善策の法令化を求めます。評価の結果としてこの部分が「国民がするべきこと」になります。
今回は「民意を反映して、わかりやすい政策決定が出来る仕組みを政治家に要求しよう」という結果が出ました。
ポイントは、4で国民が行うべき答えが出ることと、その答えは必ず何らかの仕組みを政治家に要求することにあります。
詳細は別の記事に委ねますが、仕組みを政治家に要求することが政治を劇的によくするポイントになるので是非覚えておいてください。
どうですか? 簡単すぎてこれでいいの?と思うかもしれませんが、実はこれがいいのです。笑
「3つの要求」は、民意で、私欲ではなく、わかりやすい。そしてこれが仕組みとなっている。
by 祝福プロジェクト
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